プロジェクトの構成

岐阜県東濃西部に位置する美濃焼は、伝統的焼き物をつくる一方で、自動成形ライン、トンネル窯、絵付け転写などの量産技術・設備の導入によって国内有数の大産地に成長してきました。 いいかえれば大量生産・大量消費・大量廃棄といった20世紀型経済システムを背景に発展してきた産地ともいえます。 作り・売ることの社会的責任、ただ単に作り・売るだけではなく、使い終えた後もきちっと責任がもてる産地、「ごみ」の発生を少しでも抑制し、貴重な資源を大切に使い、 少しでも自然環境へのダメージを軽減させるモノづくり・・・・こんな産地形成をテーマに、陶磁食器の資源循環ループの創出をになう有志企業、 リサイクル技術や素材を研究する地元の公設試験研究機関、リサイクル活動を支援する地元行政、環境技術やエコデザインをサポートする専門家などが集い、 グリーンライフ21・プロジェクト(GL21)を構成しています。    
グリーンライフ21・プロジェクト(GL21)は、その活動のコアをなす30社以上の企業連携体である“一般社団法人グリーンライフ21”と、 この法人と連携あるいは協力・支援する機関・団体・個人を合わせた全体組織を“プロジェクト”と呼んでいます。    

【一般社団法人グリーンライフ21 2017年度役員】

代表理事 ヤマカ陶料(株) 副社長 加藤誠二
副理事 市原製陶(株) 社長 金津洋一
副理事 ヤママ陶苑(株) 社長 安藤洋一
監査 (株)おぎそ 会長 小木曽順務

【グリーンライフ21・プロジェクト 2017年度役員】

代表 (株)おぎそ 会長 小木曽順務
副代表 ヤマカ陶料(株) 副社長 加藤誠二
副代表 山津製陶(株) 取締役 高橋良夫
世話人 神明リフラックス(株) 社長 宮地 伸明

参加企業・団体など

■粉砕、製土にかかわる企業

企業名 担当者 業種 TEL URL
カネ一陶料(有) 可知 節男 製土 0572-68-3241
ヤマカ陶料(株) 加藤 誠二 製土 0572-22-7391
カクカ陶料(株) 勝股 輝久 製土 0572-68-3457
神明リフラックス(株) 宮地 伸明 粉砕 0572-55-1373
藤野興業(株) 中岡 明  粉砕  0721-93-1805 

■Re-食器の製造に係る企業

企業名 担当者 業種 TEL URL
市原製陶(株) 金津 洋一 製陶 0572-67-2141
(株)山加商店 荻野 博和 製陶 0572-54-3115
山津製陶(株) 高橋 良夫 製陶 0572-59-8121
(株)アイワ 鵜飼 光 製陶 0572-57-8171
小田陶器(株) 児玉谷英剛 製陶 0572-67-2220
九セラ(株) 中島 廣輝 製陶 0944-53-1330
光洋陶器(株) 加藤 海蔵 製陶 0572-55-5411
大東亜窯業(株) 橋本 製陶 0572-55-3111
(有)山万製陶所 吉川 公人 製陶 0572-22-4391
(有)丸新製陶所 内藤 善文 製陶 0572-65-2624

■Re-食器の卸売に係る企業

企業名 担当者 業種 TEL URL
(株)アイトー 矢下 守人 卸売 0561-53-1529
朝日化工(株) 林 育生 卸売 052-231-0076
(株)おぎそ 小木曽順務 卸売 0572-59-8639
(株)小名田カンパニー 水野 五郎 卸売 0572-27-5311
金正陶器(株) 竹内 久佳 卸売 0572-27-8035
(株)サイキ一山陶苑 斉木 一正 卸売 0572-57-8131
三信化工(株) 前田 厚生 卸売 0476-37-1111
前畑(株) 伊佐治 尚 卸売 0572-21-2760
(株)みずなみ食器 大野 和男 卸売 0572-26-7657  
(株)ヤママ陶苑 安藤 洋一 卸売 0572-27-7021

■その他の企業・団体など

企業・団体名 担当者 業種 TEL URL
エコテック技術士事務所 一伊達 稔 技術開発 0572-24-7358
岐阜県セラミックス研究所 立石 賢司 研究開発 0572-22-5381
多治見市環境課 市川 昭彦 活動支援 0572-22-1111
土岐市立陶磁器試験場 長島 崇 研究開発 0572-59-8312
e-design studio&ぐりーんらいふ21 長谷川善一 デザイン 0572-29-3989

お問い合わせ

不用食器の回収やRe-食器の購入などに関するお問い合わせは、
GL21ホームページのContactページにて、
必要事項をご記入のうえお問い合わせください。

FAQ

GL21によくある質問

Q. 陶磁器にはいろいろと種類がありますが、リサイクルに適・不適があるのでしょうか。
割れてれてしまった陶磁器がでてしまうと、いつも戸惑いがありました。
A. 焼き物には陶器や磁器、その中間的なせっ器、またボーンチャイナや半磁器、硬質陶器、白雲磁器など実に多彩です。私たちは最も多く、生活から排出される磁器や陶器と いった長石・珪石・粘度を主成分につくられる焼き物をリサイクルしています。
排出される焼き物食器の90%以上が範囲となります。ですから、残りの約10%の食器は 私たちのリサイクルにとって不向きと言わざるを得ません。例えば、ボーンチャイナの食 器が多量に混入されると、カルシウム成分によって通常の焼成方法を用いることができなくなります。その他、土鍋や植木鉢(駄鉢)、当然ガラスも対象外です。 
Q.
いったん、食器になったものを再利用して、食器を作った場合に、なにか違いはあるのですか?強さとか、色や質感など・・・。
A.

両者の違いは"ありません"。
Re−食器が不用食器を原料に用いる以外に、両者に違いはありません。従来の焼き物も「素地といわれる土」とその上に施される「釉薬」が馴染まないと強度が落ちたり、釉 薬にヒビが入ったり、様々な欠点が生じます。そのため、両者が仲が良いか悪いかによ って焼き物の性格が異なります。また原料の粉砕の細やかさや土・釉薬に添加する酸化金属(着色剤)によっても焼き物の強さや色味など変わってきます。 要するに「作り方の異なり」をつくっているといえます。 

Q.
リサイクル製品は、割高というイメージがあるんだけど・・・
A.

ほとんど変わりません。Re食器は適正価格を守ります。
従来の食器に比べ価格が高くなる要因は二つあります。ひとつは、通常、焼き物の原料は全て粉砕工程がありますが、硬い不用食器は細かく粉砕するには通常より手間がかかります。 今のところは一トン当たり、2,500円程度のアップ。数百グラムの食器が一トンで何個作れるか、計算してみて下さい。大きく価格には影響しないことが判っていただけると思います。
その分皆様の生活に役立つRe−食器のデザインに力を…と考えています。また、効率のよい粉砕方法を現在研究中です。
二つ目は、遠方で回収した不用食器の輸送コストです。これは食器に限った話しではありません。 循環型社会構築をさけて通れなくなった今日、ユーザーの皆様と供給者の我々、そして物流の方々とのネットワークの中で未来ある解決策を見つけだしたいものです。

Q.
「美濃Re食器」の名前の由来はなんですか?美濃は解るんですが”Re”の意味は?
A. 「Re-食器」は美濃焼で製造されていることから時に「美濃Re食器」と呼ぶことがあります。美濃リ(Re)食器の"リ"はリサイクルやリプロダクションなどに使われるリです。 「実りの食器」とも読み替えることができ、私たちの活動や私達の活動やこれを使用される方々の生活に「実り」あるように!という気持ちも込めています。 
Q.
国内各地の陶磁器・焼き物の産地の間で、リサイクルの輪はできつつありますか?
A.

国内の各産地も、この陶磁器のリサイクルに関心を持っています。
2001年には国内の4産地が陶磁器リサイクルの視察に来てくれました。そして、九州の有田焼が、産地内排出物による有田のリサイクル食器を開発し、 過去、GL21とともに東京ビックサイトで展示会を開催したことがあります。 2005年の愛・地球博では地元の瀬戸焼が会場内のショップやレストランなどでリサイクル食器を扱いました。 国内の三大産地が陶磁器の循環に取り組んだことになります。最近では、茨城県の笠間焼では若い作家たちが自分たちがつくる作品や製品の環境配慮に取組んでいます。 21世紀では「環境配慮」を抜きにしては産地は成り立ちません。きっと、近い将来に陶磁器産地リサイクルネットワークが形成されると思います。

Q.
回収はどのような方法で行っているの?
A.

いまでは全国に不用食器・使用済み食器の回収が広まっています。拠点数はまだ少ないのですが、 すでに茨城県の牛久市、埼玉県の所沢市、東京都の八王子市・町田市・多摩市、国分寺市、長野県の須坂市、中野市、山梨県の甲府市、岐阜県の垂井町、多治見市、 奈良県の生駒市等々では行政回収がスタートしています。その他、名古屋市のNPO法人、東京都三多摩地域や松本市や奈良県各市の消費生活団体、 土岐市の企業グループ、関東・関西等での流通回収などなど、多くの地域や市民団体、それにショップやレストランなどで取組まれています。 その他全国各地の小・中学校の給食食器、これは最もリサイクル食器が普及している分野です。 これから取組もうとする行政、団体、市民、流通・・・・美濃焼のGL21に視察にお出でになっています。
これらの地域等から産地に集まる大量の不用食器は粉砕され原料となり、新しく、新しい生活にふさわしい食器(Re-食器)に蘇り、 本来なら自然界に廃棄され地球に負荷を与えるだけの不用食器が再び皆様のお役に立っています。  ですから、皆様の「回収」というご理解と、もう一つ「循環のための生活への取り込み」という二つのご理解がなければ「食器とその原料」は循環しないことになります。 どうぞ"Re−食器づくり"に厚いご支援とご参加をお願いいたします。